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ポルシェ整備 カイエンターボ V8 下廻り損傷

さあ、いよいよ桜が咲きますよ!!

前回に引き続きカイエンです。車両はV8ターボ車になります。連休中に出かけた先の山中で道に迷ってしまい、誤って下った坂でかなり下廻りをぶつけてしまったそうです。その後ハンドル位置がズレてしまいメーターにはPSMのインジケーターが点灯してしまったとの事でご入庫頂きました。早速、車両をリフトアップして点検を行いますと車両前方から後方までメンバーやアーム類を数多くぶつけてしまっている事がわかりました。

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こちらは右リヤアームの付け根になります。偏心したボルトが付いている箇所ですのでアライメント調整箇所になります。

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これはミッション下のクロスメンバーです。かなりぶつけていますが、ミッションには損傷はありませんでした。

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続いてはフロント側に移ります。部位は左前方です。サイドメンバーとスタビライザーを激しくヒットしています。かなりの衝撃があったと推測できます。

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エンジンとミッション下のアンダーカバーもやはり激しくヒットした痕跡が・・・・・・・・・・・・・。

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左前方のアーム付け根にもヒットした跡がありました。右後ろ同様に偏心ボルトが付いている箇所です。よく見るとわずかにアームをねじる方向に傾いてしまっていました。右後ろも同じように曲がっていましたのでハンドル位置がズレた原因はここにあります。ハンドルのセンター位置をPSMコントロールユニットはモニターしていますので、直進しているのにハンドル軸がズレているためにセンサーの故障と認識し、インジケーターを点灯させていました。

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車両の重要なシャーシーの一部であるメンバー類と損傷しているアームは交換を行い、アライメント調整とハンドル位置のキャリブレーションを実施して、全ての症状は改善されました。

 

ではまた次回です。

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