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ポルシェ車検修理トピックス

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ポルシェ整備 911 964 カレラ エンジン異音修理

日差しも強くなりつつありますね!もう少しで梅雨が始まり、その後が楽しみです。今はポルシェにとって良い季節ですので存分に楽しんで頂きたいです。

さて今回も964カレラです。走行中にエンジンから異音が出たとの事でご入庫頂きました。早速エンジンルームを覗いて点検を行います。原因は直ぐに特定出来ました。ファンに一番近いベルトの取り付け状態がまるで外れ掛っているような状態になっていました。

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原因を探る為にベルトプーリーを分解していくと、プーリー固定用のスタッドボルトが折れている事が分かりました。

 

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プーリーはスタッドボルト3本とナットで固定される仕組みですが、3本中2本が折れている状態でした。

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こちらが新しい部品です。964の後期から、スタッドボルトとナットでの固定法が変わり、通常のボルトタイプに変更されています。993は勿論このボルトタイプになっています。となりの円形状の部品はベルト調整用のシムになります。プーリーは二分割で構成されていますので、シムを入れたり抜いたりする事でベルトの張り具合を調整します。

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組み付けを行ったところです。今回は大きな損傷が無かった為に固定ボルトを抜き替えるだけで修理は完了でした。旧タイプは何度もベルト交換されている場合、かなり疲労していると思われますので、ボルト交換を行い対策するのをお勧めします。

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元気になったポルシェは無事にオーナー様の元へ帰って行きました。

ではまた次回です。

ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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tel:03-5600-2710

ポルシェ整備 964 カレラ2 ドライブシャフトブーツ切れ

暑くなってきました。夏に近ずいているのがわかります。また大好きな季節がやって来ます!

 

さて今回は空冷911の964カレラ2です。しかも93年式のマニュアルミッション!!現在、最も価値がある車輌の部類になりますね。走行距離も少ないですので、オーナー様は大変大事にされております。

車検整備でご入庫頂きまして点検を行いますと、964の各ウィークポイント等きちんとケアされているので、整備もしっかりされているのがわかります。エンジンルームも大変綺麗でした。

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点検を進めていきますと、車検では不適合になる不具合箇所を1つだけ発見しました。ドライブシャフトのブーツがパックリと裂けています。

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大きく裂けている割には内部グリスは飛び散ってはいませんでしたので、裂けて間もないのかと思いましたが、グリスを触ってみるとかなり油分が抜けて硬くなっていました。ドライブシャフト関連の修理は今回が初めてのようです。

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まずは車検が取得出来るようにしなければなりませんので、ブーツ交換を行います。他のブーツもかなりヒビ割れが発生していましたので、コンディションを揃える為に4箇所全て交換をしました。内部グリスも入れ替えましたので動きも良くなりました。

 

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 964 カレラ2

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ポルシェ整備 964 カレラ2 一般修理でご入庫頂きました。いい色ですよね!マリタイムブルー!

ポルシェ 993 油温管理は重要です。

クリスマスです。いよいよ今年も終わりに近づいたな~っと思います。年末モード突入ですね!

さて、今回も空冷エンジンのお話しです。
空冷911モデルはフロントバンパー右側にオイルクーラーが有るのはご承知の通りです。964から電動ファンが追加となり、油温管理が出来るようになりました。ファンはリレー回路を使用してHI/LOWの2段階で回ります。ファン回転速度を下げる為にLOW側回路途中にレジスターを設けています。レジスターは非常に高温になります。また取り付け位置も狭く閉鎖された所に有りますので拍車を掛けて冷えづらいせいも有り、良く壊れます。特に993は多いですね!

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レジスターが故障していると当然、低回転は回りません。しかしオーバーヒートを防ぐ為に回路を2つに分けて油温が上昇すると高回転側は作動出来るようになっています。ただ、この状態を続けているといい事が有りません。
正常な状態で有れば、有る程度の温度になると低回転が作動してそこそこオイルを冷やします。そして徐々に低回転が追いつかない温度になると高回転が回ります。つまりは油温が上がる速度に時間を掛けさせるイメージです。ところが、レジスターが故障していると油温は高回転が回る温度までなんの障害も無く上昇していきます。限界の温度域です!ようやく回るファンで一気に冷却。そして限界域まで上昇を繰り返します。これがボディーブローのようにエンジンへ負担を掛けます。熱がこもり、オイル漏れを促進してしまう原因となってしまいます。

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取り付け位置はオイルクーラー奥の上部、ヘッドライト真下に取り付け去れています。最初の画像にはステーを増設し、レジスター取り付け位置を変更していました。冷却効果を狙ったものと思われます。理想は走行風が当たる位置、または大きな鉄板部に移設してあげると長持ちします。

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新しく部品を取り寄せると、レジスターの台座に使用する鉄板が同封されるようになりました。熱伝動を考えてメーカーが改善策としたものです。ただ、ここまでお話ししたのは、停車時や夏の暑い日をイメージしての事ですので、走っていれば大きな問題ではありあせん。だって、走行風でオイルクーラーもエンジンも冷やされますから!!

ではまた次回です。

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ポルシェ 993 タペットカバーオイル漏れ

台風と共に肌寒い風が吹くようになって来ましたね。紅葉を見に行こうかと考えています。

さて、シリーズ的に空冷ポルシェのお話しが続きますが、993のエンジンオイル漏れです。
ここはとにかく派手な感じの症状になるところですね。タペットカバーガスケットからの漏れは漏れ始めるとみるみる進行します。マフラーが近いのも原因と思います。964はタペット調整を定期的に行う事により、必然とガスケット交換が必要となっていました。993は自動調整式になりましたのでカバーを外す事が無くなってしまいました。漏れ始めたガスケットは大抵の場合、硬化していましてゴムがプラスチックのようになってます。ポキポキと折れてしまう程です。
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そして、垂れ落ちたオイルはヒーター用の温風元となるヒートエクスチェンジャーの窪みに溜まります。ここはマフラーでも有りますのでオイルが焼けて派手に煙を立てる事になります。また当然、臭いも凄いです。
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外したタペットカバーを裏返し、ガスケットが外れた状態の画像です。964まではアルミやマグネシュウムなど金属性でしたが、993は樹脂になりました。取り付けボルト部はアルミのカラーが付いている構成となっています。ときおりこのカラーからもオイル漏れが見受けられますが、こちらも原因はガスケットの不良ですので、修理は同じ手法となります。
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ではまた来週です!

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ポルシェ 964 993 ステアリングギア―ボックス ラバーマウント

まだまだ現役!!964・993のお話です。

911シリーズは964モデルから導入されたパワーステアリング装置。エンジンに付いているパワステポンプからの油圧を受け、操舵をアシストしてくれるギアーボックスが付いたのは1989年からです。

画像はそのギアーボックスを映したものです。フロントクロスメンバーに取り付けられており、左右のアルミ製ホルダーで保持されています。リジットに付けてしまうと異音の原因となりますので、間にラバーマウントを設けています。
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ラバーマウントはステアリングの操舵力を受けとめる為に柔らかかったり、大雑把な取り付け寸法であってはいけません。非常にタイトな寸法になっています。
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取り外すとこの様な形です。なんとなくイメージがこれで出来たかと思います。ゴム製品ですので、経年とタイトな取り付けをされている関係上、やはりヘタリは訪れます。ハンドルを切った時にパキパキと異音が出てきたり、ヒビ割れなどが出ていましたら交換をお勧めしております。
ただ、先ほども書きましたが、寸法がタイトですので、交換には非常に神経を使います。技術の低いメカですと、ホルダーの取り付けボルトを壊してしまったりする事例を幾つも知っています。
こういった作業は専門の工場に任せましょう!ポルシェ整備はマーキーズへ!!
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    第1-10912号 / 第1-11940号
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    307739702610
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