マリオットマーキーズポルシェ整備ブログをご覧頂きありがとうございます。
今回は最後の空冷エンジンが搭載されているポルシェ993でベルトが切れてしまったとのご依頼です。
現代のエンジンではベルトの張りはオートテンショナーによって適切に調整されますが、ポルシェの空冷エンジンではシムでベルトの張りを調整します。
張りすぎず、緩みすぎない様な調整が必要です。
ベルトの警告灯も点灯していたので早速点検します。
エンジンルームを見てみるとオルタネータードライブベルトが切れていました。
そこについているベルトのセンサーがベルト切れによって破壊されていました。
今回の警告灯の原因はベルト切れによるセンサーの破損で点灯していた様です・・・。(ベルト切れでも点灯します。)
他の残っていたベルトにひび割れがあったので今回ベルトが切れた原因は劣化による可能性が高いですがプーリーのサビによるものも考えられるのでプーリーもお見積もりさせていただきました。
お客様にご理解頂けたので作業していきます。
全てのベルトを取り外し、交換するプーリー、ベルト、センサーを用意し交換していきます。
ベルトには種類があるので注意です。
交換自体は何も問題ないのですが、本題の張り調整をしっかり行わなければまたベルト切れ等様々なトラブルを起こしてしまいます。
最初に入っていたシムの枚数を基準にクランクプーリーを回しながらシムの枚数を増やしたり減らしたりして張りの調整を行い、組み上げていきます。
最後にエンジンをかけて適切な張りになっているか確認し、警告灯も点灯しない事を確認し作業完了となります。
エンジンのベルトは発電機(オルタネーター)やウォーターポンプ等を駆動しています。
12ヶ月点検等を行う事でトラブルを防ぐことができますのでその際は是非弊社にお問い合わせください。
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