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ポルシェ整備 986 ボクスター 油圧計不良修理

寒くなってきましたね。私も通勤にはコートを着るようになりました。個人的には苦手な季節になりますが、寒さにやられないようにしたいと思います。

さて、少々宣伝になりますが、当社HPに新しいサイトページがアップされました!空冷エンジンはもとより、最近では水冷エンジンのトラブルも多く耳にするようになりましたので、当社で行って来た事例をご紹介する形でページを作成しました。また、内容が関連したブログ記事も一緒に見られますので、是非覗いてみて下さい!

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HPにバナーが有りますので、こちらをクリック!又は下記URLからご覧下さい!

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https://www.porsche-seibi.jp/repair/eg_oh.html

 

では本題になります。油圧計の針が跳ねる動きをしたり、落ちたままになってしまう症状が有るとの事で点検を行いました。今回の車輌は986ボクスターになりますが、カイエンとパナメーラ以外のモデルでは共通するトラブルになります。症状が出る原因は、メーター自体が不良の場合も有りますが、ほとんどが油圧センサーの故障です。下の画像がそのセンサーになります。これは空冷エンジンから変わらず使用され続けています。オイルプレッシャーセンサーとも呼ばれます(そのまんまですね・・・・)。私はドラえもんの鈴と呼んでいますが・・・・・・・・。

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エンジンのタペットカバーに設けられた油圧経路に取り付けられています。センサー上部に配線が2本ついていますが、電極の+と-では有りません。一本はメーターから、もう一本はエンジンコントロールユニットから電気が流れてきます(+)。センサーを通り、エンジンでボディーアース(-)されます。センサーは油温により内部抵抗値を変化させますので、電気の流れる量により油圧計の針が動く仕組みになっています。内部抵抗に問題が発生し始めると針が踊り出すという事になります。

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エンジンのコントロールユニットも油圧を情報の1つとしてモニターをしています。また、センサーの付け根にはシールリングが付いていますが、オイル漏れの発生率が高い場所でも有りますので、センサーに不具合が無くてもタイミングを見て交換しておいた方が万全です。

ではまた次回です。

ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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tel:03-5600-2710

ポルシェ整備 986 ボクスター エンジンオイル漏れ

皆さま、夏休みは如何お過ごしになられましたでしょうか。私は大好きな海へと行きまして、満喫してまいりました!まだまだ暑い日が続くと思いますので、お休みの日にもう一回だけ海に行こうと画策しております。

 

さて今回は986 ボクスターです。車検整備でご入庫頂きまして点検を進めて行きますと、エンジンからオイル漏れが発生している事が分かりました。車輌は全体的に良く整備されている状況でしたので、現状ではこのオイル漏れだけ直せば大丈夫です。

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部位としては前回のブログでも触れました、バリオカム装置のソレノイドシールからオイル漏れが発生しています。これは986、987、996、997と共通する漏れ箇所となります。緑色をした部分がラバーリップとなってオイルが外に出て来ない様にしています。

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ソレノイドは左右バンクに2個づつ取り付けされています(バリオカムプラス式)。バリオカム用とバリオカムプラス用で合計4個のソレノイドがいますので、ソレノイドシールも4個となります。

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交換作業は難しい物ではありません。配線コネクターを抜き、ソレノイド固定用のステーを外せば、レモン型をしたアルミ製の枠と共にシールが外れてきます。取り付け部を綺麗に清掃して、グリスをリップに塗布後、組み付けをすれば完了です。放っておくと思ったよりも派手にオイル漏れが発生する箇所でもあるので、早めに修理を行う事をお薦めしています。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 986 ボクスター ドライブシャフト

今日は墨田川の花火大会が開催されます。天候にも恵まれましたので、見に行く方は楽しみな時間ですよね。交通規制が掛りますと渋滞が発生しますので運転には気を付けて頂きたいと思います。

さて今回は久しぶりに986ボクスターです。車検点検整備でご入庫頂きました。点検を進めていきますと、最近の王道とも言える箇所がやはり傷んでおりました。

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こちらは何度かご紹介しております、ショックアブソーバーのバンプラバーですね。完全にちぎれてしまっていました。まだかろうじて残っていますが、もう少ししたら完全に砕けて無くなってしまいます。そうなるとショックの底突きを防止出来なくなるほか、ショックのシャフトにゴミが溜まり放題になり、ショックのオイル漏れを招く事にも繋がりますので、いい事無しです。早期の交換をお勧めしています。

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こちらはドライブシャフトのブーツになります。見ると今にも切れそうな状態でした。これが切れるともう大変です。シャフトは回転していますので、内部グリスを放射状にまき散らします。

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ブーツを交換する為には、ドライブシャフト本体の脱着が必要になります。交換作業でブーツにほんの少しだけ力を入れたら、やはりブーツは直ぐに裂けてしまいました。もう限界にきている証拠ですね。

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ブーツが切れたままで走行を続けてしまうと、グリス切れをおこしドライブシャフトジョイントを傷め、最悪の場合はドライブシャフトをアッセンブリで交換しなければならなくなってしまいます。非常に高価な部品ですので、早めの対処が余計な出費を防ぎます。今回はタイミング良く、傷みの発見と対応が出来た良い例となりました。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 986 ボクスター 車検整備

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ポルシェ整備 986 ボクスター 車検整備でご入庫頂きました。

ポルシェ整備 986 ボクスター エンジン不調

早いもので10月も終わりますね。年内は残すところ2ヶ月となります。これからどんどん寒くなり、私には苦手な季節がやって来ますが、ポルシェへの熱い思いで乗り切ります!(キバリ過ぎでしょうか・・・・)

それでは、前回に引き続き986ボクスターです。エンジン不調でご来店頂きました。アイドリング状態ではエンジンがブルブルと振動し、回転を上げようとすると引っ掛かるように上昇します。この状態ですから、チェックエンジンランプ(エンジン警告灯)は勿論、点灯します。システムテスターにて診断を行うと2箇所のミスファイヤー(失火)が常時発生している事が分かりました。早速、点火系統の点検をしてみると驚きの事実が・・・・・・。

スパークプラグを点検するにはイグニッションコイルを外します。下の画像がそれです。ポルシェが初めてダイレクトイグニッションを導入したのがボクスターでした。数多く必要だったプラグコードが不要となり、軽量化に貢献します。また、コントロールユニットが各シリンダーを個別に管理出来る点や、より診断を容易に出来る利点が有ります。

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こちら、外したイグニッションコイルですが、見て下さい。ボロボロです。こんなに酷いのは初めて見ました。錆びが浮き、無数のヒビ割れが発生しています。スパークプラグを外して点検をすると、状態は良いと言えませんが一旦清掃して、機筒位置をずらし取り付けをします。コイルを元の位置に戻しエンジンを始動してみます。不調は変わらず、不調が出ている機筒にも変化はありません。今度はコイルの位置をずらし取り付け。不調機筒が変わりましたので、原因はイグニッションコイルで有る事が確定しました。(メカニックはこんな地道な診断を日々行っています。時間も掛るんです。テスターを繋げたから、直ぐに判断出来るものではありません。ご理解を頂けますと幸いでございます!)

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イグニッションコイルとスパークプラグを交換し、症状は改善されました。しかし、何だかパリッとしないなとも感じます。一カ所だけオイルで湿っていたコイルが有りましたが、関係が有るのかは不明で、なんとなく引っ掛かるなと思い、他に致命的な箇所が無いか一通り見て見ると、通常あり得ない青い液体が流れた跡が目につきました。

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これは冷却水がエンジン本体から染み出てきているようです。エンジン熱で煮詰まり、結晶化している所も有りました。染み出て来ているのは、シリンダーヘッドとブロックの境目、いわゆるヘッドガスケット抜けが起きているようです。こうなると、エンジン内部にも影響が出ているはずです。パリッとしない原因はこの辺りに有りそうです。

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今回はご指摘のみで終了となりました。修理はオーバーホールが必要となりますので、それなりの費用が必要になります。エンジンを載せ換えるにしてもしかりです。オーナー様もお悩みになられていましたが、一旦ご返車をし、後日ご相談となりました。

ではまた次回です。

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ポルシェ整備 986 ボクスター 1年点検

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ポルシェ整備 1年点検でご入庫頂きました。

 

ポルシェ整備 986 ボクスター オイル漏れ修理

風が冷たくなってきました。夜は寒くなってきましたね。

さて今回は986です。ボクスターですね。登場から20年に手が届くようになり、新車が出た時の事を思い返すと時代を感じます。987、981と新しい世代が出てきても、まだまだ現役で走っている初代ボクスターを良く見かけますし、整備にもご入庫頂いております。さすがはポルシェ、タフです。

こちらは車検整備でご入庫頂きましたボクスターです。良くメンテナンスされているのが分かります。今回の車検では1点だけ不具合箇所が・・・・・。エンジンにオイル漏れが発生していました。不具合箇所はカムシャフトセンサーからのオイル漏れでした。左右バンクに一つづつ取り付けされていますが、今回は残念ながら両方共に漏れが発生していました。

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センサーにはOリングが取り付けられていますので、センサーを脱着してOリングを交換すればいいだけの修理になります。修理費用はさほど掛りません。そんなオイル漏れ放っておいてもいいではないかとなりますが、以外に被害は大きくなります。画像を見て頂きますと中央の配線が湿って見えますよね?これ、漏れたオイルが配線を束ねる布テープに染み込んでいってるんです。どんどんと先々に向かって。

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この画像はマフラーに取り付けられるO2センサーのコネクターなんですが、こちらも湿っていますね。これは配線上部でカムセンサーの配線と束ねられている為にこちらまでオイルが伝わってきてしまうんです。いわゆる毛細現象ですね。

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このまま放置してしまうと、コネクター内部にオイルが侵入し、接触不良などを引き起こす原因にもなります。そしてチェックエンジン点灯やO2センサーの故障を招きます。更にクロスメンバーを伝い汚れを招き・・・・・といい事が全く有りません。見付け次第、即修理を!

ではまた次回です。

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ポルシェ 整備 986 ボクスター 車検 点検

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ポルシェ 986 ボクスター 車検点検整備でご入庫頂きました。

引き続き ポルシェ整備 986 ボクスターです

前回に引き続き、ポルシェ 986ボクスターです。ティプトロニックオイル交換(オートマオイル交換)のご依頼を頂きましたので作業開始です!ミッション下の三角プレートとスタビライザーを外し、オイルパンの脱着を行います。オイル交換の他にフィルターの交換もお勧めしましたのでオイルパンの脱着が必要となります。ミッション下のプレートはリヤサブフレームの一部でも有るので車体からのテンションが掛っている為に脱着には少々コツがいります。

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オイルを抜き、オイルパンを外すとAT内部が見えます。普段はこの中に大量のオイル(正しくはフルード)が入っています。

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こちらは外したオイルパンです。黄色く見えているのはオイルの注入口になっている所です。エンジンを掛けながら注入をして行くのですが、規定の油面を出す為に注ぎ穴がその分上部に開いています。反対側の両隅には見えずらいですが磁石が置かれています。内部で発生した鉄粉を寄せ付ける役割です。非常に細かな鉄粉がビッシリと付着していました。触るとオイルと混じっていますのでハンドクリームのようになめらかな状態です。

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そしてこちら、画像中央に位置しているのがATフィルターです。ここからオイルを吸い込み、フィルターを通ったオイルが各部へ圧送されて行き、オイルは落ちてくるようにオイルパンへと戻ってきます。

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こちらはオイルパンとミッション本体との貼り付け面に取り付けるガスケットです。紙がベースになっていますが表面にはシーリング処理がされており、取り付けする時にガスケットがつぶされると共にシール剤も伸びてシール面が広がります。

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オイルとフィルターを交換した事で、ミッション内部の作動状態が良くなり、なめらかな乗り味になるのが分かります。オイルも劣化をしますので、一概に走行距離が少ないからという理由で交換をしないのは良く有りません。劣化したオイルがミッション内部の部品に影響を及ぼす事も考えられます。未交換でしたら、お勧めのメンテナンスになります!!

ではまた次回です。

 

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ポルシェ点検整備 986 ボクスター 

この陽気ですと今年の夏は暑くなりそうですね。人間ドックならぬポルシェドックでコンディションの把握と暑くなる前に対策をしておく事をおすすめ致します!まずはマーキーズへGOです!!

さて今回は986ボクスターです。車輌は車検点検整備でご入庫頂きました。エンジンはオイル漏れの修理を行ったで有ろう形跡が見受けられ車検は問題無く合格すると予想出来ました。が、点検を進めて行くと逆にフィルター類やファンベルト等の消耗品と言われる物が限界を迎えていましたので交換作業となりました。幌を半開き状態にし、エンジン上部のフタを外します。次に普段はカーペットで隠れている座席シート後方のサービスプレートを外します。

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こちらはエンジンのエアーフィルターです。圧縮エアーで清掃を行いましたが、全く綺麗になりません。これでは吸入空気効率は相当低下していると思われます。スポーツカーですので性能を発揮する為には大変重要な部分になりますね。

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これがまた酷い状態でした。ファンベルト(ポリリブベルト)になります。右側の旧ベルトは亀裂が入り、いつ破損してもおかしくない状態でした。ベルトが切れると、パワステ・エアコンが効かなくなり、オルタネーターの発電も停止しますので、バッテリーが切れればその場で不動車となってしまいます。ですので定期的な交換が必要となる部品ですね。現在アフターパーツとして入手できる物は新車時の部品に比べ幾つかの対策がされており、もちが良くなって来ています。

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最後の紹介はエアコンフィルターです。少々高価では有りますが、この汚れ具合を見て頂けますと交換が必要なのがお分かり頂けると思います。快適な車内を維持する為にも、定期的な点検と清掃、交換が重要です。

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この様にマーキーズではポルシェのトータルメンテナンスを常に意識した内容で点検整備プランをご提供させて頂いております。ゴールデンウィークで活躍した後のリフレッシュを目的とするチェックもいいですし、これから活躍の場を控えて事前のチェックでも、ポルシェの事はマーキーズにお任せ下さい!!

 

それではまた次回です。

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