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ポルシェ整備 996 カレラ エンジン修理

年明けから今日もマーキーズはエンジンを分解しています。現在ご入庫頂いている車輌はエンジンの異音修理やオイル漏れ、不調など不具合は様々ですがエンジンの分解が必要修理となっています。

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修理作業を折り返してシリンダーヘッドを組み付けた直後です。これから油圧タペットやカムシャフトを組み込んで行き、エンジンを蘇らせる工程はまだまだ続きます。

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こちらは分解前のエンジンですが、クランクシャフトの位置とカムシャフトの位置をチェックします。やみくもに分解をして行く訳では有りません。こうしたチェックを行う事で多くの情報を得られることが少なく有りません。

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インテーク側のカムシャフトです。

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こちらはエキゾースト側。カムシャフトの末端に切り込みが入っていますが、これでカムの角度位置を識別したり、認識する事でバルブタイミングの状況を判断します。勿論、調整を行う上でも重要となります。

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こちらはその反対側になります。タイミングチェーンがカムスプロケットに掛っている状態です。カムスプロケットはボルト4本で固定され、ボルト穴が横長に空いています。カムの組み込み終了後にスペシャルツールを使用してカム位置を出した跡にこのボルトを締め付ける事で標準のバルブタイミングに合わせて行きます。横長の穴は十分な余裕を持っていますので、バルブタイミングのセッティングは自由自在です。

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これがスポーツカーたる由縁と言えます。ノーマルの状態でもチューニングし放題な訳です。ただ、かなりの情報とレベルが必要になりますので、レース以外では標準にしておく事がベストです。

ではまた次回です。

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