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ポルシェ整備 996 カレラ オイルセパレーター

さあ、ゴールデンウィーク突入です!皆さま、ポルシェのコンディションは整えましたでしょうか!?ポルシェを走らせるにはとてもいい季節です。是非楽しいドライブを!

さて今回は996 カレラです。しばらく走行すると必ず冷却水が減るという事で点検を行いました。冷却水経路の各所に漏れは有りません。加圧テストをしてももれの確認が取れません。外に出て来ないならエンジン内部になりますが、エンジンは決して不調でもなく、オイルとの混ざりも有りません。まあ、そんな状態で有ればもっと早く冷却水は減るはずです。悩みは深くなるばかり・・・・・・・・・。

再度、冷却経路を頭に描き思考します・・・・・・・・・・・・!!そういえば少し思い当たる節が・・・・・・・・。

確認の為に、スロットルバルブ横のブローバイホースを外してみると!なんとバターの様な物が大量に発生していました。

IMG_0614

バターの正体はブローバイガスと水蒸気が混ざった固まりです。で、それを生成していたのがこちらのブローバイセパレーターでした。予感的中といった所です。

IMGP1746

エンジン内部に発生するブローバイガスから出来るだけオイルとガスに分ける為、冷却水を利用してセパレーターの機能を上げています。取り外したと同時に冷却水が出て来るはずのない所から垂れてきましたので、間違いなく内部に漏れが発生している事が分かりましたので、分解をしてみました。

IMGP1747

内部はバターでいっぱいでした。また、冷却水路にクラックが有るのも確認出来ました。

IMGP1748

こちらはその裏側です。クラックから出て来る僅かな冷却水は高温のガスに当たり水蒸気となり、ガスの油分とくっつき、ブローバイガスと共にガスの経路を隅々まで流れて行きます。エンジンを停止して常温まで冷めると、留まった場所で固形となり付着します。それがバターの正体です。

IMGP1749

セパレーター交換後は、経路を出来る限り清掃し組み付けをします。手の届かない所は、時間は掛りますが高温のブローバイガスによる自浄効果によりバターは無くなると思います。

勿論、ご返車後は症状が無くなりました。ゆっくりと冷却水が減少するようで有れば、マーキーズまでご相談下さい!

ではまた次回です。

ポルシェの修理、車検整備はマリオットマーキーズへ!
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