ブレーキはバキューム圧を利用し制動しています。バキューム圧、負圧がマスターバック内で保持されず、ペダルが奥に入って行ってしまい制動はしますが効きがとても甘くなっていました。またマスターシリンダー内のカップが不良の為、機密保持が出来ない状態になっていました。不具合が重なり合いペダルがどんどん奥に入っていく状態になっています。この状態ではブレーキが効かないという大変危険な状態になります。交換後踏み具合の強弱や踏み方を変えるといった「踏む」シチュエーションを変えたロードテストを行います。
ブレーキはバキューム圧を利用し制動しています。バキューム圧、負圧がマスターバック内で保持されず、ペダルが奥に入って行ってしまい制動はしますが効きがとても甘くなっていました。またマスターシリンダー内のカップが不良の為、機密保持が出来ない状態になっていました。不具合が重なり合いペダルがどんどん奥に入っていく状態になっています。この状態ではブレーキが効かないという大変危険な状態になります。交換後踏み具合の強弱や踏み方を変えるといった「踏む」シチュエーションを変えたロードテストを行います。
オイルの量を見てみますとやや少ない状態でした。症状の原因として考えられるのは内部故障、およびオイル量不足、オイルの劣化が考えられます。
内部故障の場合はミッションAssy交換になることが多いです。まずは不足しているATオイルを変えてみることから進めていきます。
作業を進めていくとATオイルフィルターが外れていることがわかりました。これはオイルを吸う量が少なくなってしまうので症状の原因として考えられます。
ポルシェ996ターボのミッションはメルセデスベンツ製の物を使用しています。まれにこのフィルターが外れており不具合がある事例もありますので、まずはここから整える作業をオススメします。
ATオイルもエンジンオイルなどに比べると性質が特殊なことも有り、低走行でも交換はオススメです。今回はオイル等の交換後に試運転を行ったところショックが軽減され症状に改善が見られたため一度様子を確認を見ていただく運びとなりました。大きな故障を事前に防ぐためにも小さな箇所を治すのがロングライフの秘訣です。