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エンジンオーバーホールとは
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水冷エンジンはインターミディエイトシャフトの問題が多く話題になっていましたが、最近では冷却水の消耗やエンジン内部からの異音発生が多発しているようです。
マーキーズでも多くの相談を受け修理を行ってきました。その事例をご紹介致します。

水冷ポルシェオーバーホール事例ご紹介
ポルシェオーバーホール

エンジンに不具合が有ると修理をする為に即エンジン降ろしが出来るようにポルシェは設計されています。これは空冷時代から引き継がれており、全世界のレースで活躍するポルシェならではの特徴でも有ります。それではほんの一例になりますが、エンジン修理や故障事例をご紹介致します。


ポルシェオーバーホール
エンジン分解開始

エンジンからミッションを切り離した後に分解を進めて行きます。カムシャフトのホルダーとしても機能しているタペットカバーを取り外したところです。横に長く上下2本有るのがカムシャフトです。その奥、カム山に抑えられている丸い部品が油圧タペット。油圧タペットも故障すると「タンタンタン」といった感じの異音が出る場合が有り、エンジンチェックランプ点灯の原因にもなります。


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タペットカバー脱着

カムシャフトを脱着し油圧タペットを外したところです。実にこれだけの部品が組まれています。エンジンに異常は感じられないのにチェックエンジン警告灯が点灯することなどの事例は油圧タペットに不具合が発生していることが多くあります。この場合の原因を確定させる為には分解をしないと分からないケースですが、マーキーズではポルシェテスターを駆使しこういった難しい判断を的確に行っていきます。


ポルシェオーバーホール
カムシャフト/油圧タペット

これが油圧タペット単体の画像です。真ん中の部位が本来はフラットな状態でなければなりませんが、少しだけ飛び出ているのが分かると思います。これは作動部分が固着し、元の位置に戻れていない状態です。エンジンチェック警告の点灯原因がこれになります。不必要にバルブを押している状態の為に結果として生ガスをマフラー触媒に送ってしまう為に警告灯が点灯します。その他に油圧タペットは異音の原因ともなります。


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シリンダーヘッド脱着

油圧タペットを外した状態のシリンダーヘッドです。作業はまだまだ進みます。シリンダーヘッド本体を外すといよいよエンジンの心臓部となるシリンダー室に到達します。シリンダーヘッド裏にはご承知の通り燃焼室となる窪みが有り、その形によりエンジンの特性も変わって来ます。非常に重要な部分になります。


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タイミングチェーン脱着

少し戻りますが、カムシャフトは手前のタイミングチェーンにより駆動されます。奥のチェーンはポルシェエンジン機構の1つ、バリオカム装置の為のチェーンになります。アクチュエーターが作動するとチェーンを押し上げ、カムアングルを少しだけ変えます。この作動によりバルブを押すタイミングを変え高回転域のセッティングに変わります。バルブを押す量を増加させるのがバリオカムプラスと言われる機構です。


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シリンダーブロック

いよいよ心臓部になります。シリンダーヘッドを外した状態がこちらになります。丸い3つの穴がシリンダー室となりピストンが上下運動を行う場所ですね。穴の周りの空間は冷却水が充填され循環を行う事で高温のシリンダーを冷却しています。ウォータージャケットとも呼ばれます。996前期エンジンはシリンダー壁の厚みが足りなかった為に破損事例が多く有りました。


エンジン修理事例
ポルシェオーバーホール
シリンダー壁のクラック(ヒビ)

シリンダー壁の11時位置を良く見るとクラック(ヒビ)が入っていますね。冷却水がどこも漏れていないのに、じわじわと減少するという症状の原因となりました。エンジンの出力や調子に影響が出ておらず、異常な現象なども見受けられない為に診断は困難を極めました。


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クラック2

別の角度から見たシリンダー壁のクラックです。クラックはこのままにしておきますと、どんどん伸びて行く一方です。 酷い物は限界に達しシリンダー壁が砕けてしまった事例も有ります。こうなってしまいますと完全にオイルと冷却水が混ざり、砕けた部品もエンジン内部を巡る為に、フルオーバーホールとシリンダーブロック交換をしたとしても不安が付きまとう事になります。


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ピストン・シリンダー損傷

最近多発しているエンジンの異音原因がこれです。非常に油圧タペットの異音と似ている為に発症当初は見極めが困難でした。現在では診断法が確立しつつ有り、見極めの時間が短縮しています。内視カメラ等を使用する場合もあるようです。この症状が発生する原因は未だに解明まではされていませんが、オイル管理やエンジンを始動させるスパンが定期的で有るかなどが関連しているのではないかと言われています。


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ピストンの損傷

シリンダー壁に大きな傷を付けるので、当たり前ですがピストンもこの様な状態になります。症状の発生箇所に決まった機筒は無く、どのシリンダーも発生する可能性を秘めています。傾向としては4-6バンク側が多いと思います。ピストンはこうなってしまうと修正は不可能となり交換となります。


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NEWピストン

こちらは新品のピストンです。ピストンスカートにはフリクションを低減させる為に特殊なシートがコーティングされています。グレーのシールの様な物がそれです。上の画像を再度ご覧下さい。どれだけピストンスカートが削れて無くなってしまっているかが分かると思います。


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シリンダー壁の損傷

ピストンを外した後のシリンダーの状態です。最初は僅かな引っ掛かりから始まり、次第に傷が大きくなってくるとピストンとシリンダーのクリアランスが広がり、ピストンの首振り量が増加するとシリンダー壁をピストンが叩くようになる為に打音が発生します。これが、非常に油圧タペットの異音と酷似しています。オーバーホールにてシリンダーブロック交換、ピストンの交換を行うだけでもかなりの費用を要します。シリンダーブロックだけでも120万円程度しますので、工賃やピストンなど必要部品を合算すると200万前後の修理費用となります。 通常はエンジン本体の交換を進められますが、これでも280~300万円となります。


ポルシェオーバーホール
エンジンオーバーホールはマーキーズへお任せ下さい

マーキーズでは独自のルートや手法により費用を抑えたプランでポルシェを蘇らせます。エンジンの不具合や故障、異音などポルシェオーナーの悩みを解決致します。 まずはスタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。


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